お節料理の黒豆を炊いたのがつい昨日のことのようですが、もう新学期が始まりました。
キャンパスでも1/11(月)から通常授業が、今週末の1/16(土)からは中3特別講座第二部がスタートします!
冬期講習期間中は中3生の頑張りが印象的でした。スパルタコースでは、100時間や120時間などに設定した目標よりも多くの時間、学習できた生徒さんが多くいました。
宿題の達成率も非常に高く、自習時間も熱心に勉強する姿が見られ、取り組みも立派だったと思います。
私は2020年の4月に松本に引っ越してきましたが、それまで長く愛知県に住んでいました。
キャンパスに来て初めて知ったことですが、長野県と愛知県では、高校受験までの中3生の環境が大きく異なります。私が驚いた大きな違いは以下の2点です。
まず、中3生の学校のテスト。長野県で夏から入試と同形式の総合テストが2学期末までの時点で4回も行われるのに対し、愛知県では中3生も中1・2生同様の定期テストが行われます。つまり、愛知県の中3生は模試を受けない限り、入試と同形式で既習範囲全てから出題されるテストにほとんど触れる機会がないまま入試本番を迎えるということです。
次に、公立高校の受験制度。長野県では、学校によっては前・後期と2回チャンスがありますが、大多数の生徒さんにとって受験できる公立高校は1校、チャンスは1回のみです。それに対し、愛知県では公立高校を2校受験できます。愛知県は公立志向が非常に強いですが、このシステムのおかげで子供たちはより高いレベルの公立高校に挑戦できることに加え、合格できる可能性の高い高校を併願することで安心して本命の高校を受験することができます。
この冬の講習でキャンパスの中3生の頑張りを見るにつけ、そのひたむきさに驚きました。愛知県では高い目標に向かって邁進する子供たちがいる一方で、前学年までと同形式の定期テストや心強い受験システムに対する安心感からか、危機感や緊張感に欠けて見える受験生も一定数いたように、今となっては思います(あくまでも相対的な印象・個人的な感想です)。
夏以降総合テストで鍛えられる長野県の中3生は、大変ではあるでしょうが、早い時期から自然と入試を意識した学習ができていて、その心構えが冬期講習での取り組みに表れているのでしょう。
私にとって長野県で迎える初めての冬ですが、キャンパスの中3生たちが緊張感を持って勉強に取り組んでいる様子を見て、頼もしく感じています。
さて、冒頭でも書いた通り、キャンパスでは1/11(月)から通常授業がスタートします。また、1/16(土)からは中3特別講座第二部も始まります。
公立後期受験まであと2ヶ月。この2ヶ月は、言葉から受ける感覚よりもはるかに速く過ぎていきます。「やれることはやりきった!」という気持ちをお守りに受験に臨めるよう、スタッフ一同全力で受験生をサポートしてまいります。一緒に頑張りましょう!
個別指導のキャンパス 伊達